「!!!」 いちごの初めて聞く低い声と話した内容で、望空は目を見開いた。 「クリア……」 ボソリと呟いた望空は、「やっぱり」と続けて言った。 「ねえ、蒼くん知ってる?」 「や、やめて…!!」 (望空の秘密……?) 「隠さなくてもいいんだよ?望空ちゃん♪ 望空ちゃんが人を見捨てた最低なやつだってこと、蒼くんに教えなくちゃ。隠し事はしちゃだめなんだよ?」