「いちごちゃん……」 いちごちゃんの目からは、ポタッとひと粒の雫が落ちた。 恋愛をすることは誰にも止められない。 けどね、限度ってものがあるんだよ。してはいけないことがこの世にはたくさんあるんだよ。 わかって?あなたがしたことは、立派な殺人未遂という犯罪なんだよ。 それに、ライバルは恋愛にはつきものなんだから。 そんな狂わないで? いちごちゃんは可愛くてモデルもやってて蒼くんっていう幼馴染もいて。あたしはずっと、憧れてたんだよ。いちごちゃんに。 いいな…、羨ましいな。って。