「そうだ、望空ちゃん!ちょっとついてきてくれる?」 「え、なんで?」 「いいから、いいから♪」 ……なにがいいの?? あたしは誘われるがまま、いちごちゃんについていった。 どこに連れて行く気なんだろう。 「フンフン~♪」と鼻歌を歌いながらいちごちゃんはあたしの数歩前を歩く。 なんか今日はご機嫌だ…。 そういえば今日は、校門前にいなかった。それは、どうして…? それに、ずっとあたしを睨んでたのに今日はこんな笑顔をあたしに向けて……どういうつもりなの?いちごちゃん。