歯を見せながらあたしは二人に笑顔でそう言った。 そしてあたしは、女の子を連れてこの路地を抜けた。 「大丈夫?」 「あ、はい…!助けてくれて、ありがとうございました」 もうこの子の目には涙はなかった。 可愛らしい笑顔をあたしに向けて、ペコリとお辞儀をした彼女。 「……あの、もしかして雷輝さんですか?」 「え、あたしのこと知ってるの?」 「やっぱり…! 知らない人なんていないくらい有名ですから」 へ、へー…。あたしのこと一般人まで知ってるんだ……。