あたしは蓮翔とは逆方向の右に曲がった。 髪が歩くたび揺れる。少し邪魔かな、と思いながら目をキョロキョロとさせながら歩いていた。 そんなとき。 「――――やめてください!」 そんな女子の声がした。 どこから…!?耳がいいあたしはその声に気づき、どこから聞こえたか周りを見渡しながら探した。 あっちからだ!! 声が聞こえた方は、薄暗い狭い路地。 助けなきゃ…!そんな思いを連れて、あたしは走った。