必然的に上目遣いになってしまうこの状況で、あたしは蒼くんの袖をギュッと握りながら言った。 「っ! ……ったよ。信じる…」 「ありがとぉ!」 でもなんで蒼くんが、そんなことを聞いてきたの? 「………でも、蒼くんこそいちごちゃんと仲良くしてるじゃんかぁ…」 プクッと片方の頬を膨らましたあたし。 「いちごとは幼馴染だから。それ以上も以下もねえから」 え……。お、幼馴染!? 全然思いつかなかった答えだ…。