「蒼くん!蒼くん…! …蒼くん!!」 何度も何度も蒼くんの名前を呼んで、やっと止まってくれた蒼くんの足。 「どうしたの…?」 ていうかココ、どこ? 後ろには白い建物の壁がある。 「あいつと付き合うのか?」 「ぇ…?」 「透也って奴と付き合うのかよ!」 ドンッとあたしをその白い壁に押し付けて、彼は怒鳴るように言った。