いちごの激しい嫉妬心がイラつきに変わる。 「………あ、 アレ見てー?蒼くん」 「ん?」 「望空ちゃんと透也がキスしてるよぉ」 その言葉ではっと我に返った蒼が、ガタンと立って前の窓ガラスから見える二人を見る。 そこには、キスをしているように見える、 泣いている望空と必死に伝えてる透也がいた。 「…っ!」 「もしかして、付き合うのかな?二人とも。キャーッ、お似合いだね♡」