なんで?どうして? どうして、わかったの…? 「その反応…やっぱりそうなんだ」 「あ、ちが……っ」 「いいよ、否定しなくて。今日会って、そのときから薄々感じてたんだ」 初めから?そんなあたし、わかりやすかった…? 「いちごのせいだろ?そんな表情にさせてんの」 どうして、そんなことまでわかっちゃうの? 透也くん、もしかしてエスパー? もうなにもかもわかってるような気がして、少し怖くなった。 あたしは下を向いて黙ってしまった。「答えられない」そう言わんばかりに。