「透也くんって、いちごちゃんと知り合いだったの…?」 「あ、ああ…。一応、ね」 誤魔化すように透也くんは頭をかきながら言った。 知り合いだったんだ…。 でも、友達って関係なの? それとも、他の………。 「わたしお化け屋敷行きたいなぁ」 「じゃあ、次そこにするか?」 「俺は別にどこでも」 「あ、あたしもいいよ」 本当はね、あたし蒼くんの隣で蒼くんとずっと話してたい。 蒼くんに、笑顔を向けたい…。