そして、あたしたち4人は一緒にまわることに。
前に蒼くんといちごちゃん。後ろにあたしと爽やかイケメンくんだ。
本当は、蒼くんの隣がいいんだけど………わがままはダメだよね。
「あ、そういえばあたし、あなたの名前知らない……」
「知らないか…」
あはは、と声では笑っているが顔はしょぼんとする彼。
「ご、ごめんなさい!!」
「いいんだよ、別に。
俺の名前は、渡部 透也【ワタベ トウヤ】。改めてよろしくな。
透也って、気軽に呼んでいいから」
ニカッと八重歯を見せながら笑う彼・透也くんの笑顔は、やっぱり爽やかだった。



