天井を見上げると、黄色く変色しており剥き出しのパイプからときどき水が滴り落ちていた。 コーンの表札を無視して階段を上る。 屋上のドアは、てっきり閉まってるかと思ったが開いていた。 人が飛び降りしたのだから鍵くらいつけておけばいいのに。 鍵がかかってたら引き返すつもりだったのだが、俺は深呼吸して、屋上のドアを開けた。