担当の先生は今と同じ兼子先生。 というかたぶん、死ぬまでの3年間はずっとあの人だったんだろう。 それ以上の詳しいことは書かれてない。 正直たいした期待なんてしてないから、失望はなかった。 いったん図書室から出て、ふと4階、つまりは屋上へ繋がる階段と2階へ繋がる階段の前で立ち止まる。 彼女は、死ぬ前にどんな気持ちだったのだろう。 生きることへの虚無感?絶望? 死ぬことへの恐怖?期待? 死ぬ前に、どんな景色を見ていたのか。