レージの部屋は贅沢にも12畳に少し足りぬ程度。

一部屋だけでも俺の家よりでかい。


俺は勝手にクッションを出してそこにどさりと座った。

レージは何か言いたげに見ていたが、もう色々諦めてるらしく鞄をテーブルの横において同じように座る。

 
「で?なにかわかったか?」

「まぁ…少しだけ。あの人仲良い人いないみたいだから詳しくは聞けなかった」

「ふぅん?」

俺はだいたいわかったことをレージに話した。