俺は自分の席について、机に突っ伏す。 積もる話はいっぱいあるのだが、それはあとにしておこう。 次はたしか保健体育だ。寝よう。 何気なく窓の外の青空に目を向けると、黒い影が一瞬通りすぎた。 ビクリとしたが、どうやらただの鳥の影らしい。 「……はあぁ~………」 顔を両手で覆いながら、俺は嘆息した。 さっさと解決して、この妙な恐怖感から逃げたい。