確かに嫌だ。

終わるならスッキリした、ハッピーエンドで終わりたい。

警察が調査し終わってから聞いても、きっと教えてくれないだろう。


じゃあ、自分で事実をつかむしかない。


終わってスッキリしたら、あの光景も忘れられるかもしれない。

俺は携帯を握りしめて、ズズッと鼻をすすった。


「…俺、がんばる」

「そっか…。なんかわかんないことあったら、いつでも相談してくれ。じゃあ切るぞ」

「うん」