俺は今年の春、実家から離れた高校に通うことになった。
本当は悠兄と同じ高校を受けたかったんだけど、落ちた。
調子こいて二期試験を受けてしまい、後に引くしかなくなった俺は、仕方なくまだ定員が少なかった高校に受験するしかなくなったのだ。
家から通うには電車賃が高くなるし、また仕方なく、俺は独り暮らしを始めることにした。
最初は寂しかったが、慣れてしまえばこんなもんだろう。
けれどやはり、慣れないことはある。
早起きとか。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…