「ううっ………」


ふと気がつくと、目から透明な滴が流れていた。

くそ…泣くとか子供みたいじゃん。


俺は無意識携帯をとってとある人に電話をかけた。



プルルルル…と無機質な音が響く。

4コールほどあってもう切ろうかとしたとき、ふいにプツッと受話器をとる音がした。


「ッ悠兄!?」