ただ図書室で目についたものを適当にとったやつだ。 斜め読みしてあまり理解してないけれど、どうやら探偵もので高校生の男女が謎の怪事件に挑む話だ。 最後には無事事件は解決したけど、なんか後味が悪い終わり方だった気がする。 「うーん…よく覚えてないなぁ」 「覚えてないならその程度ってことなんだろ。早く返して帰ろうぜ、唯ちゃん」 「ちゃんづけすんな!」 イライラしながらも図書室のドアを開ける。