「それで?なにが分かった」 土方が 副長の顔に戻って 状況を 聞いた。 『それがだな…』 ーーー 「なるほどな、次の会合は池田屋…」 土方は考える節があるらしく 意味深に腕組みをして 舌打ちをした 「よし、それだけわかればもう十分だ 屯所に帰るぞ」 私は急いでうなずいて 着物を着替えてから 疾風のごとく土方と一緒に 屯所へ帰っていった。