『私は、総司について行っただけ
だもん!』


「だもん、じゃねえええッ!!同罪だ
この阿保餓鬼らが‼︎‼︎」


部屋に正座させられ、土方は顔を真っ赤にしながら怒る。 その様子に総司は
唇を尖らして 下から土方を睨みつけた。



「ちょ、土方さん 僕、餓鬼じゃないんですが?むしろこんなことで怒ってる土方さんって器が小さくて、餓鬼…」

「てめぇ…ッ」


ぴくぴく、と土方が肩を震わせて。




ゴンッゴンッ

『痛ッ!』 「暴力ですよ‼︎」
「うるせえッ 早く隊務に行け‼︎」


拳骨をくらって頭をおさえながら 総司と二人でバタバタと土方の部屋から転がり出た。



いやー、でも…あの句集は衝撃だったわ
そして あの恥ずかしがり、というか
怒り方は異常だった。 面白かった 笑
↑反省の色無し


思い出し笑いをしながら 広間で美夜の
モッフモフの白い毛をナデナデする

「面白いことだったでしょ」

『うん、また土方が外出してる時に
見に行きたいな!』

二人合わせてニヤリ、と笑った。


「っ…⁉︎」

その頃、土方さんは謎の悪寒が
背中に這い上がって来たとさ。