鈴が屯所に住み始めて 一ヶ月が
過ぎた、猫の美夜も 屯所で飼われて
二週間とちょっとが過ぎた


ある日、鈴は屯所の広間で
原田、新八、平助と一緒に雑談を
していた。


「そういえば、鈴がもう屯所に来て一ヶ月が来たなあ…」


原田が雑談の途中でしみじみと言ったので 平助が そうだなあ…とマネして
相槌をうった。


「隊務には慣れた?」


平助にニッコリと聞かれて
美夜を触りながら まあね、と
答えた



『さすがに、一ヶ月いたら慣れた』


「そうだな」 「まあねー」


無理やり連れて来られたけど
前、私がしてたことにあんまり
変わりないし(人斬り)
私、組長扱いで自室あるし?
それが長州共の足かせになっている
から一石二鳥だ。


「そういえばさ」

新八が 思い出した様に 口を開いた

「総司 まだ起こしてないよな
今日は誰が行く?」

「俺ヤダからな!昨日行ったし‼︎」

平助が慌てた様に答えた
だが新八も、

「俺は一昨日行ったぜ」

「えっ…今日は俺?」


原田が うわっ、と嫌そうな顔をした
…総司を起こすのに そんな手間が
かかるのか、面倒くさい奴だな
まあ、寝起き悪そうだもんなー。


『私行こうか?』


言うと 三人がバッ、とこっちを
振り向いて 愕然としている。
…どんだけ総司寝起き悪いんだよ