『土方、多分ね 子猫の女の子だと思う』
「だから、どうしたんだ?
…まさかとは 思うが」
私が 目を潤ませて 言うと
土方以外の人たちの 顔が赤くなった
みんな、酒でも飲んだのかな。
土方は飲んでないらしく
腕組みをして私を睨みつけた
「屯所で、飼う気じゃねえだろうな」
ギクッ
部屋に沈黙が続いた。
『土方っ 頼む! この子を屯所に置いてくれ!!可哀想だろ⁉︎親がいないんだぞ⁉︎』
「ふざけんじゃねえっ ココは子供の
遊び場じゃねえんだぞ⁉︎」
『貴様‼︎血も涙も無いのか⁉︎
この鬼!鬼副長!』
ギャーー!と言い合うと
土方がニヤリと口角を上げた
「んな名前、言われ慣れてらあ
早くどっかに捨ててこい」
『鬼‼︎』 「うるせえッ副長命令だ‼︎」
うわーん!と猫を抱いて
訴えると 鬼(土方)以外の人
はバツが悪そうに このやり取りを
静観していた。
が、
ガラッ

