☆*:星降る夜に鈴の音.:*☆誠の華


その後、屯所に帰ると
よりにもよって 3馬鹿に見つかって
しまった、まあ にゃあって鳴いたら
わかるよね…笑



「うっわ!可愛い…猫じゃん」



平助は嬉しそうに言って猫の
頭を撫で撫でし始めた 猫は
嬉しそうに喉を鳴らす



「可愛いが、土方さんに見つかったら
どうするよ」

「なんとか、隠せばいいだろう」

「庭で放し飼いはどうだろうか」

原田と新八、斎藤さんは猫をどうやったら 飼えるか相談してくれた
斎藤さん、猫好きみたい…可愛いなあ


「いっそのこと、土方さん殺すって
いうのは どうかな?」



『あ、それ いいかも!』

総司がニッコリ笑って提案した。
猫も隠せて、うるさい鬼さんも
居なくなってくれる⁈
万歳じゃん


「てめぇら…いい加減にしやがれ‼︎」

『うわッ』


嬉々として 作戦を練っていると
土方が背後から 叱りとばしてきて
バッ、と猫を隠す


「…おい、今なんか隠しただろ
鈴!見せろ」


『はあ?なんでだよ 別になにも
隠してなんか…』


何のことだか、と肩をすくめながら
土方の方を見ると あららら…
鬼さんの お顔に 青筋が…笑
色男が台無しだぜ★



にゃーん…


広間に 猫の鳴き声が響いた
土方 以外との幹部全員が
あー…と頭を抱えた


「早く出しやがれ‼︎‼︎この馬鹿野郎が‼︎」



キーン。
耳が…ぶっ壊れたかも…