☆*:星降る夜に鈴の音.:*☆誠の華


「まあな…俺の家が作った薬だから効き目は保証してやr…」


『わかった、いらん』


そう言ってありがたく布団にもぐって丁重にお断りすると土方が布団をベリッと剥いだ。


「飲め」


『貴様…私に死ねと…』


「誰がいつ てめえに死ねっていった
飲め」



『ふ…ふざけんな…ゲホッ それの何処が治れって言ってんだ…そのブラックデストロイを私に…』

「ブラックデストロイってなんだ とりあえず 熱燗…」


『あ…熱燗⁉︎クソが…こ、こんどうさーんっ…助けて…鬼に殺されっゲホゴホッ



土方が また私に布団を掛けて
私をギロリと睨んだ


「そこから、動こうとすんじゃねえ」



わかったな、と言われて涙目で
睨み返すが土方は歯牙にもかけず部屋を出て行ってしまった
やばい 飲まされる…
あの石田散薬(ブラックデストロイ)
を口に入れられたが最後



死ぬ…







逃げようと試みたが暖かくなった布団や
香のような土方の匂いで頭がクラクラ
して、まぶたを閉じてしまった。