部屋で寝ている鈴を見るものがいた。



…なんやあ、この子部屋はいってきたと思たら爆睡かいな、仕方ない土方さんに報告せな…



「副長さん入りまっせ〜」



「ああ。」



土方は机に向かって書物をしていたらバリバリの関西弁が聞こえてきた



「あの子、部屋に入ってきたと思たらすぐ爆睡しはじめたわ、びっくりした〜」



「…で、情報は集まったのか?」



「住んでた所はまったくですわ、でも殺した長州の者は五十越えるみたいです」



「なんだそれ、要らん情報じゃねえかそれでもテメェは監察か」



だって ないんやもん…
と口ごもる山崎。



「…アイツはたぶん察するのが上手いから見つからねぇようにしろよ、見つかったら死ぬと思っとけ」



「えっ、怖ッあの子そんなに強いんですかッ」



ああ、と土方が頷いた



「今日ので解った、確かに近藤さんが言うようにアイツは必要かもしれん」



「じゃあ調べなくてもいいんとちゃいます?」



山崎が少し震えながら言ってきた。



…。



「それはテメェが監視するの嫌なだけだろ!!それとこれとは別だッ」



早くいけと土方に蹴られ渋々情報集めに出ていった。



「じゃあ、また情報が集まり次第言いに来ますわ。」



…お前が死ななかったらな。 と、部屋を出た山崎に土方は思ったのだった