☆*:星降る夜に鈴の音.:*☆誠の華



『はあっ…はあっ…なに、あれ』

真っ暗の 勝手場で後ろを見る。
本当は大広間に行きたかったん
だが、やむおえない←テンパッてた

しかも何あの女の人、めっちゃ
ホラーですやんっ‼︎あかんやん⁉︎←
確かに私は人殺しまくったけど…
あんなん、あかんやん⁉︎←


震えながら縮こまっていると
後ろからポン、と肩を叩かれた

「オイ」『ひいっ⁈私おいしくないよ!きっと土方とか斎藤さんとか総司の方が
美味しいよ‼︎程よく筋肉ついてて男前だし⁉︎食べないでッ‼︎』
「テメェ、人を囮にすんじゃねえよ」
『う、えぇ?』

全力で自分の美味しいところなんかないところを説明していると、低い声が
聞こえて、顔を上げると土方だった

『…あ、土方か。』

一気に冷静になって 刀を掴む

「待て待て、落ち着けッ」

土方が べし、と頭を叩いてきて
ハッ、としながら刀を仕舞う。

「俺もいるよ★」『総司ぃい‼︎』

目の前に総司が居ることがこんなに
安心していたなんて…初めて
知ったわ← 総司の腕をギュ
と握る と土方が機嫌が悪そうに
言った。

「扱いが違いすぎねえか」
「日頃の行いと、信頼の差です」

『おい、なんなんだ?アレは』

顔を真っ青にして土方に聞くと
土方はめんどくさそうに頭をかいた

「知るか、だから嫌いなんだよ妖怪は」
「ていうか、左之さんと新八さんと平助逃げ遅れてたけど」『ほっとけ。←
て事はここもやばいかもなぁ』

鈴が勝手場を見回すと 土方は
めんどくさそうに言う

「とにかく、なんとかしねえと」

「何とかできるもんですかね」

『朝まで生きていられるような気がしない……。』


話し合っていると 廊下から
ひた ひた と足音が聞こえてきた

土方が 人差し指を口に当て、
机の下を指すので 潜り込む。

机はとても広いので男二人と
少女1人ぐらい余裕で隠れれた。
さすが土方、新選組の頭脳だ。
今初めて感じたわ←


ひた ひた



ひた ヒタ ヒタ



なんか近くなっているような気がする






………。






音が、聞こえなくなってそっと前を見た
すると、青い目玉が私を見ていた。



『ぎゃああああああ⁉︎⁉︎⁉︎』
「…⁉︎おいっ」
















混乱して机を跳ね飛ばし 机を持って
幽霊にぶん投げた。
ガッシャーンッッガタッ‼︎

と、凄い破壊音が響く。