☆*:星降る夜に鈴の音.:*☆誠の華



「ねえ君、ここにきて何年経つの? 」
『え。』

土方の酒のしゃくをしていると
総司がちびちび酒を飲みながら私に近づいてきた…総司ってそんなこと聞く
やつだっけ。

女嫌いっていう感じの印象があったのに…もしかして 女泣かせ野郎なのか?



『…1年です』「…1年もいたら京言葉を使うんじゃねえか?」


土方の目が キラ、と光った気がする
落ち着けー…大丈夫。絶対にバレない

…たぶん。←


『京言葉嫌いなんですよ』

「ヘえ?どうして。」

総司が ニコニコとしながら愛想よく話しかけてくる。どうしよう…と思いながら部屋を見渡す すると、みんなの刀に目を惹かれる。


『…京言葉を使ってる侍は…嫌いです。てゆうか侍は…全体的に嫌いです』
「…。」「ふぅん」


もう自分はおそらく 刀を握って道は歩けない。それなら侍が嫌いだ、言っていたほうが楽だ

そうすればこいつらも近づいては来ないだろう。


「なんで侍が嫌いなんだ」
『醜いから』


そう、醜い。志や誠を持った侍ならまだしも…それもない人斬りは…醜い。
昔の自分を責めるように私は畳を眺めた
人を切ることに慣れてしまっているのだ

ああ、私は誠にはなりきれない


「侍は醜いものじゃねえ、自分の意思を通すために人を切る…しょうがねえことだ」


『それは自分の意思があるから。それもない人は醜いの。』


「そんなことないよ、刀を持つ人は心を刀に預けてるんだ。泥と血をかぶりながら自分の信念を貫いていくんだよ。」


土方と総司が 私を説き伏せるように言葉を連ねる。


こんなの私には関係ない

知らない。