☆*:星降る夜に鈴の音.:*☆誠の華


夜の帳が島原を包んで
妖しくも美しい 光が浮かぶ


島原の中でも大きい天月亭 の
紅く、艶っぽい廊下を歩く 狐の面を
つけた、なんとも奇妙な女がいた。


歩く姿は 凛として、顔が見えなくても
香り立つような美麗。


白い肌に、紅い着物が艶やかに
映える。



けれども、雰囲気が冷たい。


まるで、その女の周りに雪が舞って
いるような。




チリ、チリン。その女から鈴の音がする

腕に 可愛らしい鈴のついた 髪飾り。





本当は可愛らしい音なのに



寂しく聴こえる のは 何故だろうか。