☆*:星降る夜に鈴の音.:*☆誠の華


ふらり、ふらりと京の夜道を
歩く。 明かるい灯に導かれる
ようにして 島原の方へ私は
向かっていた。 ジロジロと周りの
人達が 顔を引きつらせながら私を
見た。





当たり前だ。 着物はボロいし
血に汚れてベトベトなんだから。



あぁ、私 どこに行こうかな。


どこに行けばいいのかな。



どこに行けば 彼奴らに会わないで
生きてられるのかなあ…



「…鈴はん?」


後ろで 落ち着いた声がして
フラ、と振り向くと そこに
心配そうに立っていたのは 笹舟さん
だった。




『さ、さぶね…さん。』



ドサ。




私は、地面に崩れ落ちた。
笹舟さんのうわずった声が聞こえる












もう、いいよ














放っておいて…















私は



一人でいいの。














一人はキライだけど














一人でいたら















もう、あんなに泣かないから















裏切ったり、しないから



















もう、裏切りたくないの
















人に深く 関わらないでいたら














裏切ったりすることも











できないだろうから。














私を 放っておいて