☆*:星降る夜に鈴の音.:*☆誠の華

鈴には忘れられない記憶があった



それは私が14になった日…



「ほら、鈴誕生日祝いだ」


お父さんとお母さんが笑いながら私に袋を渡す



『開けていい!?』


鈴はわくわくしながら二人の顔をのぞきこんだ


「ああ、もちろん」


お父さんに言われた瞬間
ばっと袋の中から中身を出した




…チリン…


中には自分と同じ名前の物が入っていた


『キレイ…』


金色の、自分の爪より少し大いくらいの鈴が

赤い紐に通され3つの鈴がついた髪飾り