運転技術だけは誰にも負けないお父さんは、狭い車間距離を上手に使い何度か切り替えると、対向車線に車を移動させ反対方向へ発進させた。
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カリス
<この先どうすればいい?
>次の信号 左折
二つ目信号更に左折で環状通りに入るべし
>環状通り 道路工事中
キケン
>もう一本奥の道
狭いけどリスク少ない
スーパー青木を左折
>それ安全
カリス
<左折した
狭い道路だけど車なし
制限速度30キロ厳守中
>工事現場過ぎたら
環状通りもどるべし
スピード出せる
>このまま行った方が安全じゃね?
>このまま行くと踏切ひっかかる
鉄ヲタ踏切専のツイッターによると
そこは開かずの踏切と
>鉄ヲタに踏切専っているの?
乗り専 撮り専みたいに
ワロタ
>思い切ってもう1本奥の道
国道行くのは?
スピード制限解除になる
カリス
<ねえどうすればいい?
>距離考えても 環状通りがベスト
国道は交通量変動あり
>賛成
>意義なし
>次の信号左折して戻れ
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『ナイトの国』の仲間たちは自分たちの持っている能力をフルに使い、最速で最良の答えを出してくれる。私が寄せる全幅(ぜんぷく)の信頼に応えようと、必死に戦ってくれる。みんなの熱意に押され、車は順調に目的地を目指した。
「お父さん、次の道左折してさっきの環状通りに戻って」
「おっ……おお」
突然の注文にお父さんが頼りなく返事し急にハンドルを左にきると、重い車体をものともせず車は左に傾きながらスマートに左折した。
