それから莉子は、
気のすむまで泣いた。
隣に座っていた
他校の男の子たちからは
少し変な目線で見られたけど
そんなの関係ない。
人間泣きたい時はないていいんだもん。
「ありがとね、ふたりとも」
「なにいってんの」
「そんな、全然だよ」
「ううん、二人がいてくれてよかった」
まだ涙の残る笑顔でいった莉子は、
すごくきれいに見えた。
「あ、じゃあさ、
夏休み、越沢くんも誘っちゃおうよ」
「え、じゃあ6人で?」
「うん、莉子は大丈夫?」
「あたしは大丈夫だけど…」
「越沢くんに聞いてみたら?」
「うん」
あたしの言葉に小さくうなづいて
慣れた手つきで
スマホをいじる莉子。
「よし、送った」
「既読つくといいね」
「いや、つくでしょ(笑)」
「まあ、ね(笑)」
それから莉子の携帯に
既読がつくまで
あたしたちはいろんなことを話していた。

