「莉子」
「ん?」
「莉子、辛いんでしょ?」
「…っ」
「泣きたいんでしょ?」
「っちが…」
「苦しいんでしょ?」
「っ…」
「だったら、無理しないでいいんだよ?」
百華が莉子に語りかける。
「恋は素直じゃないもん。
あたしだって奏羽先輩と
付き合うまで、
すごく時間かかったわけだし。
そして舞は、毎日会えるかわからない
他校の佐野くんの恋してる。
誰だって辛い恋をしてるんだよ」
「…も、もか…っ」
「無理に笑う理由なんてないよ。
あたしたちだけには、無理しないで?」
「っ…うぅ…っ」
いつも笑顔で
あたしの話しをちゃんと聞いてくれる莉子が、
初めて涙を見せた。
「…莉子、あたしたち親友でしょ?」
そうであってほしい。
莉子と仲良くなってから
まだ3カ月しかたってないけど。
あたしと莉子、百華は親友。

