「ごめんっ、遅れた!」

「あ、お疲れ~」


今日は、百華と莉子と3人で女子会。
百華と莉子は、
中学校のころから
仲良かったみたい。

確かに百華と一緒にいる時
莉子とすれ違ったら、
2人ともお互い手を振ってた気がする。


莉子は、課題が残ってたから
学校で居残りをしていた。


「もうあっついよ~」


ノートで仰ぐ莉子。


「ほんとほんと!
夏、好きだけど暑いのはいやだ~」

「え~、あたしは夏大好きだけどな」

「え、大好き!?」

「うん」


百華から初めて聞く意見。
びっくりして大声を出してしまった。
だけど周りも
わちゃわちゃしてたから
あまり気にならなかった。


「だって夏って
楽しいことたくさんあるじゃん?」

「うーん、そうだけど…」

「夏祭り、プール、海…、
夏こそが華のJKって感じしないっ?」

「あー、それはあるある」

「でしょー?舞はないの?」

「んー、あたしは別に…」


大好き、とまではいかないけど
夏は好き。

だけど暑いのは耐えられない。
そして、日焼けもしちゃう。