「あははは～、それもないない」
「あるんだってば！
もう、なんで自覚しないのっ？」
「だってあたしより
モテるこなんてたくさんいるじゃん」
「ちがーう！
舞は、表でも影でも人気があるの！」
「ないよ、そんなの～」
全力で否定しても、
結局最後は
百華の押しに負けてしまう。
百華だって人のこと言えないのにな…。
可愛いし明るいし話しやすいし
周りに友達がたくさんいる。
「じゃあ百華そうだよ？」
「え、何が？」
「百華、モテるじゃん。
明るくて可愛いし
ちゃんと気づかいできるし」
「え、ないないない！
あたしがモテるとか
そんなこといったら
周りの子全員モッテモテよ！」
「はははは！
そんなことないってば～」
「あたしはいいの！」
「よくないよ～。
ってか百華は、川本先輩のこと
本当はどう思ってるの？」
川本先輩の名前が出たとたん、
顔が少し赤くなる百華。
もうほんとわかりやすいんだから(笑)
