「ここらへんにいればいいかな?」
「うん、そうだね」
ロータリーみたいに
少し広い所に
中学生がたくさん集まっていた。
招集がかかるっていってたから、
そう遠くないところに
あたしたちも行った。
「ねー、舞ほんといいの?」
「え、何が?」
「だから、恋よ、恋!」
「えぇ?もう卒業だよ?」
「高校でするって?
もし、高校にいい人いなかったら
どうするのよ~」
「まだ早いもん」
「はあ~…」
あたしがそういうと
百華は大きくため息をついた。
「舞、甘いよ」
「えぇ~?」
「高校にいっても、
そう出逢いないって
部活の先輩がいってたよ?」
「嘘~」
嘘じゃない!
そう軽くしかられてしまった。

