でも、 確実に吉谷君に惹かれてるあたしがいる ダメなのに。 吉谷君を傷つけるだけなのに。 わかってるのに、 なんか正直だ。 好きだと既に叫んでる。 胸の高鳴りが、より焦らせる。 自分のことなのに、 止められないんだ。 止めることなんかできない。 吉谷君の、あの 透き通るような声と、 綺麗な瞳と、 なぜか、あの 儚すぎる髪の色が、 あたしにこびりついている。 ーーーごめんね。 君を困らせて… でも、 好きにさせた、君が悪いよ?ーーー