スキと言えるまで。






「さて、どこまで若葉から皆さんは聞いているの?」





「…残念ながら何も。
転校前のことは一切口にしてくれてないから。」





爽一の言うとおり。
謎に包まれているといっても間違いじゃない。
俺たちの中で一番若葉に近かった、小牧でさえも知らないのだから。





「はぁ…。
そんなことだろうとは思ってたけど。」





じゃないと、若葉がこの場所に戻ってくるはずがないものね。
そう話した愛果。





「それは一体どういう意味ですか?」





普段とは違う意志の強そうな目をして話す琉那。
いや違うぞ!
普段のふわふわしているところがなくなったというかなんというか。