「言っとくけど、あんたがいることも分かってたんだからな。
言いたいことあるんだろう、樹。」
そういうとすごい勢いで向かってくる足音が聞こえる。
次に自分の身に起こるであろうことを予測しながら、振り向く。
ガンッ!!
グーで頬殴られた。
頬にじわりと広がる痛みを味わう。
殴られた勢いで、地面に飛ばされる。
「お前な、ふざけんじゃねぇぞ!!」
怒りを前面に押し出して、普段のちゃらけた雰囲気なんて一切ない。
「お前なら分かってると思ってたのに!!
あいつを好きでいても、傷つけることはないと思ってた!!」


