スキと言えるまで。






「ごめんね爽一。
気遣ってくれたんだよね、私があんなんだったから。」





結び終わって休憩がてら椅子に座ったら、苦笑しながら若葉は言った。





「爽一だから言うけどさ、私樹のこと好きなんだよね。」





うん知ってる。
改めて若葉の口から放たれると、すごい重みを感じるけれど。





「冬休みいろいろあってさ。
少しは樹と、昔みたいに仲良くなれたかなと思ったりとかして。
けどあまりにも私の気持ちに気づかない上に、無神経だから拗ねちゃったんだ。」





自分でも子供みたいって分かってるんだけど、どうしようもなくってさ。
そこまで若葉を振り回せる樹が、俺は羨ましいよ。





俺が君を好きだと知らないから、気持ちを話してくれる。
それは、恋愛対象として見られていない。
そういうことだ…、思わず俺は歯ぎしりをした。