陽菜の両親は先生。

 僕の母親はシングルマザー。



 母親が夜遅くなることは当たり前で。


 お互いの親たちの間で、どんな話があったのかは知らない。

 その頃は、陽菜のおばあちゃんがいたからかもしれないけれど、



 僕の帰る場所は陽菜の家だった。