暴れている結菜の弟を引きずりながらも
たどり着いたのは、結菜の家の近くの公園。
俺は着くなり鞄を放り投げるかのように離し
その衝動であいつはこけた。
俺はベンチに座る。
「いってーなぁ…何すんだよ!」
「あ?ライバルだから…ね♡?」
「おぇ…気持ちわりんだよ!!」
俺はすぐに真顔に戻し
「ココ座れ」
自分の横を促す。
「くそ」
そう言いながらも俺の隣に座る。
ものすごく間隔をあけているけど。
そして俺は淡々と喋り出す。
「お前さぁー結菜はまだわかってねぇけど、俺わかってるんだかんな」
「……」
やっぱり自覚してるのか。
否定も肯定もしない。
「いつから好きなんだよ」
「…物心ついた時からずっとだよ」
下に俯きながらぼそりと答える。
図星だったのか…認めたよコイツ。

