心の底から君が好き②



あたしも見守るかのようにヒロを見ていたら



「横橋くーん」


誰かの声が…




「はー…ぐえっ」

「結菜ダメだって!!」


柊斗があたしの口を咄嗟に右手で塞ぎ小声で言う。


しまった…【横橋】って自分の名字を呼ばれたから

つい返事して、出て行きそうになった。



あたしが大人しくなったから、柊斗は手を離し

「結菜危ないよ…」

そう言いながらも、少し笑いをこらえてるのがわかる。

あたしだってこんな自分に笑ってやりたいよ。



それよりもヒロの所にやってきたのは、やっぱり女の子。

見た目は…ものすごくかわいい。

これから告白が始まるのだろうか。



「来てくれてありがとう。あのね…」



あたしたちは結構近くにいるから

2人の声はよく聞こえる。



こんな覗き見なんてよくないのはわかってるけど

やっぱり弟のことだし、見ちゃう。



女の子はものすごく恥ずかしそうに

顔を真っ赤にしながら話している。




「あたし…ずっと横橋くんのことが好きでした!!あ…今も好きです!」



なんか告白の仕方がかわいすぎて

きゅんとしてしまった。

あたしがきゅんとしてもしかたないのはわかってる。