心の底から君が好き②



そして久しぶりにやって来た

わが母校。



数ヶ月前まではココに通ってたのに

もう何年も前のように感じる。



校門を見ながら思い出に浸ってたら



「結菜、ばれたらやばいから、とりあえず校内入ろう!」



あたしの手をとり校門をくぐる。

校庭では運動部が部活を始めようと準備してるとこばかり。

なんかなつかしいな。



それより、はたしてあたしたちは馴染めているのだろうか。



柊斗は身長が高いから、絶対目立ってるよね。

しかもかっこいいから女の子が黙ってないよ…


そんな勝手な妄想を繰り広げてたら、嫉妬心が芽生えてしまい



「そんなのやだ!!!」



あたしはドカっと後ろから柊斗に抱きつく。


柊斗は肩をビクって跳ねさせて、歩くのを止め




「結菜…どうかした??」



あたしの手をさすりながら、心配そうな声で聞いてきた。

さすがにこんな時にヤキモチ妬いたなんて言うのもどうかと思うから


「ううん。なんでもない」


そう答えることしかできない。

自分が相当柊斗に惚れているんだなって実感。



しかし、この光景を見てない人がいるはずもない訳でして…

下校しようとしてる生徒や部活に向かってる生徒がジロジロ見てる。



「嬉しいけど…ほんとはこのままが良いけど…とりあえず今は…ね?」


柊斗はあたしを宥めるようにそう言う。

あたしもヒロにばれるのは絶対嫌だから、渋々体を離した。