でもよく考えたら、その夏休み前に柊斗の手伝いしなかったら
今こうやって鼻血出してる柊斗なんて見れなかったんだろうなって思う。
なんか奇跡のような…運命のような…すごい出来事だったんだね。
あたしはそれを思ってか、柊斗を見ながらにこにこする。
そんなあたしを不思議そうに見ている柊斗。
「なんで結菜にこにこしてるん??」
「えーっ!なんか見ものだなぁって思って。へへ」
「この鼻血が?!」
「うーん。全部!!」
「意味わかんねぇよー!でもかわいい」
そう言いながらあたしの頭をなでなでしようとしたけど…
「柊斗!!手!!血がついてるでしょ!!」
「あっごめんごめん」
鼻血のついてる手でなでなでしようとしてきた。
それはさすがに勘弁です。
少し休憩して、柊斗の鼻血も止まったことだし
あたしたちは帰ることに。
「柊斗明日はヒロの所行こうね!!」
「そうだな!!結菜なんか楽しそうだね。」
「ヒロの学校生活みるの楽しみだから!」
ちょっとムスって顔をした柊斗が
「…結菜ダメだかんな!絶対ダメだから!!」
意味のわからない発言をしてきた。
「なにが??」
「わかんなくていい!!結菜がわかる前に俺はそれを阻止する!!」
多分…何度聞いても言ってくれないだろう。
それより阻止って…ヒロの何を阻止するの。
柊斗が何かを言うたびに頭にはてなマークが浮かぶ。
早く解決したいって心から思った。

