心の底から君が好き②




「俺さ、結菜に出会ってなかったら、こうやって毎日学校来てないよ」

「そうなの?」

「うん。今では学校ない方がやだし」


柊斗がにこってして、あたしの手をぎゅっと握る。

柊斗の一言一言に胸が高鳴る。



「あたしも柊斗に出会わなかったら、こんなに好きって気持ちに気づけなかったよ!」


そう言ってあたしは柊斗に抱きついた。

自分から抱きつくのは初めて。



「結菜!!」


いきなりのことでビックリしたのか

柊斗がかなり動揺してる。


あたしはそんなの構わずにぎゅってする。



「結菜…これ以上は…これ以上は…ぶっ!!」



…あっ。これはちょっと…もしかして…

あたしは柊斗から体を離して、柊斗を見たら

手で鼻を押さえてるけど、赤い物が垂れている。



「いきなりごめんなさい」



まさか鼻血が出るとは思わなかったから、正座して謝った。



「いや…うれしいよ?!でも…つい興奮しちゃって…」



そう言う柊斗の鼻からはとめどなく赤い物が出てきてる。

あたしは咄嗟にハンカチを柊斗の鼻に突っ込んだ。


あたしのハンカチは、もうこれで3枚目の犠牲者を出している。



「柊斗…これからはポケットにティッシュ持参しといてね?」


いつ、また鼻血が出るかわからないし。