「俺さ、結菜に出会ってなかったら、こうやって毎日学校来てないよ」
「そうなの?」
「うん。今では学校ない方がやだし」
柊斗がにこってして、あたしの手をぎゅっと握る。
柊斗の一言一言に胸が高鳴る。
「あたしも柊斗に出会わなかったら、こんなに好きって気持ちに気づけなかったよ!」
そう言ってあたしは柊斗に抱きついた。
自分から抱きつくのは初めて。
「結菜!!」
いきなりのことでビックリしたのか
柊斗がかなり動揺してる。
あたしはそんなの構わずにぎゅってする。
「結菜…これ以上は…これ以上は…ぶっ!!」
…あっ。これはちょっと…もしかして…
あたしは柊斗から体を離して、柊斗を見たら
手で鼻を押さえてるけど、赤い物が垂れている。
「いきなりごめんなさい」
まさか鼻血が出るとは思わなかったから、正座して謝った。
「いや…うれしいよ?!でも…つい興奮しちゃって…」
そう言う柊斗の鼻からはとめどなく赤い物が出てきてる。
あたしは咄嗟にハンカチを柊斗の鼻に突っ込んだ。
あたしのハンカチは、もうこれで3枚目の犠牲者を出している。
「柊斗…これからはポケットにティッシュ持参しといてね?」
いつ、また鼻血が出るかわからないし。

