春恋~春来い~

「春南~、起きろー。」








ん?朝?あぁ、そう言えば昨日は風邪ひいて寝たんだっけ…。








「治った?」








あんなんで治るわけ…
いや、治ってる。嫌でも治ってる。









「その様子だと治ったみたいだな。」








あ、そうだ…、お弁当…!









「お弁…」









バーン!!










「わっ、お父さんっ!」









急にドアを開けて入って来たのはお父さん。








「お父さん、仕事は?」









「バカだなー、娘が風邪ひいたから出勤遅らせたんだよ」









お父さんまで私の事、バカって…
私ってそこまでバカ?









「とりあえず、今日の昼は俺が買っといたから、それ持ってけな?」









「…あ、ありがと…。」








「じゃ、俺はそろそろ会社行くから、夏輝、よろしく。」









「えー、面倒くせぇ」







バタンっとドアが閉まった。