【リハーサル】
桜子｢よし、こんな感じね。じゃあ皆所定の位置についてくれる？ リハーサルしてみるから｣
皆｢｢｢｢はーい｣｣｣｣
白雪｢桜子、お客さん役は誰がやるの？｣
桜子｢そうね……お化け役と裏方のみんなは配置についてるし……。あ、受付の七世に入ってもらおう。今暇でしょ｣
七世｢……俺でいいの？｣
桜子｢何言ってんの。はい、とっとと入口から入る｣
七世｢…………｣
貞子｢うーらーめーしやーぁぁあ……｣
七世｢…………｣
河童｢キュウリくれぇぇええッ！！｣
七世｢…………｣
メリーさん｢……わたしメリーさん。今あなたの後ろにいるの……｣
七世｢…………｣
ゾンビ｢ゥォォオオオ……ァォオオアウ……ッ｣
七世｢…………｣
ろくろっ首｢ヒャハハハハハハッ……！！｣
七世｢…………｣
こんにゃく｢(ペタッ)｣
七世｢冷た｣
桜子｢…………｣
七世｢だから俺でいいのって聞いたじゃん｣
桜子｢全然良くなかったわ。あんた怖いものなしだもんね、忘れてた。もっとチキンのやつを実験台にしないと｣
七世｢だったらちょうどいいのがいるじゃん｣
桜子｢……アイツか｣
貞子｢うーらーめーしやーぁぁあ……｣
春太｢ぅおおおおっ……！？ お、追っかけて来るなよぉお……！！｣
河童｢キュウリくれぇぇええッ！！｣
春太｢ヒィッ……！！ 持ってねぇよぉぉおおお……ッ！！｣
メリーさん｢……わたしメリーさん。今あなたの後ろにいるの……｣
春太｢イヤァァァアアアッ！！！｣
ゾンビ｢ゥォォオオオ……ァォオオアウ……ッ｣
春太｢ウェェエエッ……血！ 血ぃいいいい……！！！｣
ろくろっ首｢ヒャハハハハハハッ……！！｣
春太｢アァァア助けてぇぇええええ……ッ！！！｣
こんにゃく｢(ペタッ)｣
春太｢許してぇぇええええ……ッ！！！ 痛いよぉぉおおお！！｣
桜子｢誰もが引くビビりっぷりね｣
七世｢いい気味｣
真白｢可哀想だからそろそろ出してあげなよ……｣
