【水着】



白雪「桜子、これどう? 変じゃない?」


桜子「いいと思うよ。ていうか白雪は基本何着ても似合うじゃん」


白雪「だって水着だよ? しかもただの水着じゃないんだよ! 七世くんに見せる水着だよ!」


桜子「七世の他にも馬鹿2人居るけどね」


白雪「まさか海に誘ってくれるなんて思ってなかったから、水着なんて全然準備してなかったよう」


桜子「どうせ男3人で居ると虚しく見えるからとか不純な動機だと思うけどね」


白雪「それでもいいの。こっちとこっちどっちがいい?」


桜子「白雪、肌白いから黒の方映えるんじゃない?」


白雪「うーん……エロくない? 七世くんにコイツ誘ってるとか思われたらどうしよう」


桜子「じゃあ、赤」


白雪「派手だよお! 海辺で目立ちたい女とか思われたら嫌われる!」


桜子「……何色ならいいのよ、あんた」


白雪「あぁ……ダメだ。よく分からなくなってきた。先に桜子の水着を決めよう」


桜子「あ、あたしはいいよ! 適当に家にあるやつ着るし!」


白雪「せっかくだから買いなよ。どうせ家にあるやつって、スクール水着でしょ?」


桜子「……っう」


白雪「身長高いしスタイルもいいんだから、きっとこういうの着たらすごい可愛いと思うよ」


桜子「やだよ! だいたいあいつらと海行くのにオシャレするなんて無駄すぎるでしょ! 時代はエコよ!」


白雪「訳わかんないこと言ってないで、ほら試着試着!」


桜子「ま、まじでか」